「連休があると私は給食のおばさんと化します」
一斉休暇という視点にも、疑問符がついた。仮に9連休となっても、年末年始やお盆などと同様、行楽地が混雑して楽しめないというわけだ。
さらに、大型連休が新たにできると、業種によってはますます負担が増えるケースも考えられるという。サービス業や接客業は「かきいれ時」になるだろうが、職業としている人にとっては有休どころではない。逆に医療機関の休診日が増えて、診察を受けたい病人にとっては不便になるとの指摘もある。
主婦にとっても悩みの種になるようだ。「連休があると私は給食のおばさんと化します」「朝昼晩と連休中はご飯作りに洗い物......ストレスが溜まりイライラします」との嘆き節が、2014年5月5日付の「発言小町」に掲載されていた。
大型連休が増えても、恩恵にあずかれる人ばかりとは限らない。「休み方改革ワーキンググループ」は今後会議を重ね、10月24日に報告書案をまとめる予定だが、誰もが笑顔で楽しめる休日が取れるような提案を期待したい。