実は「誰も参加できない」インターン その実態を学生が知ったら場外乱闘?

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まさかまさかの正解は

   実況:正解はなんだったのでしょうか?

   採用担当:正解は「該当なし」でした~。

   実況:えー、それはどういうことでしょうか?

   採用担当:いやね、うちみたいに採用担当者が少ない会社、そもそもインターンなんて面倒なんですよ。社内調整も大変だし、やっても人が来るかどうか怪しいし、来てもどうせ他社に逃げるだろうし。


   解説:確かに公募型のインターンシップはそこが問題ですね。と言ってインターンをやらないと学生集めが不利になる、しかも就活ナビは2014年6月ごろから2015年2月末までのインターンシップサイトについては、父さんナビ含めて基本は無料にしているところが多いようです。

   採用担当:そうそう、インターンサイトに企業名とか、人事ブログとか出しておけばまあ宣伝にはなるし。でも、インターンをやると言わなきゃ掲載できない。で、2月末にやることにして、いざ募集の段階になったら、どの大学のどの学生でも満席表示だしてお断り。そうすればタダで宣伝できるってわけ。


   学生チーム:ふざけるんじゃねーぞ、バカヤロー!

   実況:学生チームから怒りの声が上がっています。解説のアスベストさん、ビッグマイナー精密のような会社、多いのでしょうか?

   解説:実態は不明ですが、同様の会社は多いようです。後ろ倒しの影響ですね。タダで宣伝できる割に手間暇かかりませんし。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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