「辞める理由?上司のあんたがイヤなんだよ!」 退職理由で「ホンネ言えない人」の割合は...

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「上司が嫌で辞めるなんて、言えない」

   約半数の人は、退職理由の「ホンネとタテマエ」を使い分けているが、実際は、「どう伝えるべきか」悩む人もいるようだ。質問サイトのヤフー知恵袋には、「上司が嫌で辞めるのですが、上司に退職願いを出すときに、理由がなにか言わないといけないでしょうか」という相談があった(2012年3月31日)。確かに、上司に退職を伝える際、「あなたが嫌だから辞めます」とはなかなか言えない。

   やはりというべきか、回答者からは、「ウソでもいいので当たり障りの無い理由をつけたほうが良い」とのアドバイスが寄せられた。具体的には、「やりたいことが見つかって学校や職業訓練に行くとか、家族の介護とか、家業を手伝うとか、希望の職種につけそう」など、円満退社できそうな理由が並べられている。が、別の人からは、「大人なら、当たり障りのない理由を考えますが」と前置きした上で、「頭にきているのなら、本音も言うのも有りだと思います」との意見も寄せられた。かなりの荒業だが、心の底から上司への怒りがこみ上げているなら、仕方ないかもしれない。

   エン・ジャパンの調査では、「会社に本音の退職理由が言えなかった理由」(単一回答)を聞いているが、最多は「円満退社したかったから」で34%。次いで、「話しても理解してもらえないと思ったから」が20%、「会社批判になってしまうから」が16%となっている。会社への不満はありつつも、上司には、できるだけ穏やかに伝え、納得してもらって退職したい。そんな意図も透けてみえる。(KH)

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