「社内での存在感をあげる」日程調整のコツ

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気配りと機転を利かせてメールを作成する

   可能であれば、直接にお互いが会って判断を仰いでほしい気もしますが、時間がなければメールでの依頼となります。そんな日程調整の依頼をする際に大事なのは?

<気配りと機転を利かせてメールを作成する>

ことに尽きます。例えば

1:熱意)優先順位や出席意欲が高まる想いを込める
「是非とも」...と熱く参加を促す
2:配慮)往復1回のメールで日程調整を確定させる
具体的な候補日を幾つも提示(候補日が1つなんて論外)

など「積極性の高い」メールを送ることで相手がメールを見た時の優先順位を上げて、かつ上司・先輩からのレスがあれば即で返信しましょう。

   なかには社内メールのレスが遅い人がいます。その人に言わせれば、社内外から送られてくる莫大な数に対する処理で後回しになっているのでしょう。おそらく、送られてきたメールを斜め読みして優先順位の高そうな内容を処理してからでしょう。あなたより後に送られてきたメールでも役員からであったり、重要な取引先からの問い合わせであったりすれば、会議中でもスマホをつかって、コッソリと返信しているかもしれません。だからと、自分も社内の日程調整メールで返信をあとまわしにしてはいけません。社外のメールの様な「大分涼しい季節になってきました」なんて前口上をなくしてコンパクトで構いません。早くメールを送ることをKFS(成功の要因)くらいに考えていただいても構わないでしょう。相手は自分が文面を考えているプロセスは見えません。日程調整のメールが遅い...としか感じないことでしょう。

   こうして、巧みに日程調整ができる人に対して周囲は好印象を持ちます。続いて周囲から仕切り役としての仕事が次々と舞い込みます。仕切り役は重要な役割。社内での存在感をドンドンあげることになるでしょう。(高城幸司)

高城幸司(たかぎ・こうじ)
1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。
「高城幸司の社長ブログ」
株式会社セレブレイン
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