就活「後ろ倒し」の虚々実々 本当の「選考開始」をズバリ予想

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4年生5月は「担当者の多忙」「大学疲れ」

   準大手ないし中小規模の企業が選考を集中させそうな時期がこの4年生5月。

   ポイントは「採用担当の多忙」、それから「大学疲れ」です。大手・準大手企業でも採用担当者の人数が意外に少ない企業はそこそこありますし、中小規模の企業だと人事査定から総務まで兼任していることも。

   こうした企業だと、6月(株主総会の実施・準備)、4月(新入社員研修)が多忙でパス。3年生3月以前は就活後ろ倒しからかけ離れすぎている、ということでこれもパス。

   と言って4年生8・9月以降だと内定者研修が間に合わないなどの理由でやはりパス。

   となると、残るのが4年生5月しかないのです。

   経団連加盟の企業であっても、この5月ごろに実質的な選考を始めたり、リクルーター制度を活用したりすることも考えられます。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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