新興国経済を使ってお金を稼ぐ 「国をまたいで」個人ができるコト

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先進国の医療を使いながら...

   また、野菜をほとんど食べない上に医療レベルも低いので(看護師は「輸出」するほど多くいるのですが...)平均寿命は低くなります。現在68歳。日本よりも15歳も低いです。

   つまり、日本の倍以上の割合で子供が生まれ、日本人よりも平均15歳早く亡くなる。人口ピラミッドの維持には最高の環境なわけです。

   逆に言うと人口ピラミッドって、国民の寿命が短ければ短いほど経済的に強いというもの、国民にとってみたらいいんだか悪いんだかわかりません。少なくとも、人類の多くの人たちが望んでいるであろう「長生き」を達成すると、国全体としての経済には悪影響を及ぼしてしまうわけです。

   21世紀、国家をどう運営していくかという議題は、学者と政治家に考えてもらうとして、個人が幸せに暮らすためにどうすればいいのかって考えると、私は、国をまたいで生活する事だと思っています。

   先進国の医療を使いながら、新興国の経済を使ってお金を稼ぐ。そのために個人ができることはたくさんあります。

   とはいえ、給料日の翌日、無邪気にショッピングモールで欲しいものを山盛り購入しているフィリピンの人たちを見ると、あまり難しいことを考えなくてもいいのかなあ何てことも考えてしまいます。(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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