アラフォー女性の「デスク周りはキャラものだらけ」 「許されるか」は本人のキャラ次第?

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坊主憎けりゃ袈裟まで憎い?

   ただ、さすがに「キャラものデスク」を嫌がる人もいるのでした。読売新聞の運営する投稿サイト「発言小町」では、「会社の先輩女性(50代既婚)がキティちゃん大好きで、困っています。持ち物はすべて、キティちゃんで統一。色も赤、ピンクがほとんどで、もう赤い色を見るだけで嫌になってしまいました」との書き込みがありました(2009年1月9日)。相談した女性は、「そりゃ、いい大人がキティちゃんはナシでしょ」といった反応を期待して書き込んだのかもしれません。が、寄せられた回答は、全く逆のものでした。「それって私物ですよね。何か問題でしょうか?私の会社にもディズニーマニアがいますが、気になりませんね」「ノイローゼになりそうだなんて、あなたが神経質すぎるのでは?」などなど。

   さらに、「あなたがその先輩を疎ましく思っているから、キティちゃんグッズも嫌なモノに見えてくるのでは」という、冷静なツッコミも。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」というわけで、嫌いな同僚がいると、その人が持っているキャラグッズまで疎ましく感じられてしまうのかもしれません。やはり、「好きなキャラものでデスクを飾りたいなら、まずは自分が『愛されキャラ』を確立しておく必要があるのかも」と思ったのでした。(北条かや)

北条かや(ほうじょう・かや)

1986年、金沢生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。著書に『本当は結婚したくないのだ症候群』『整形した女は幸せになっているのか』『キャバ嬢の社会学』。ウェブ媒体等にコラム、ニュース記事を多数、執筆。TOKYO MX「モーニングCROSS」、NHK「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」(2015年1月放送)などへ出演。
【Twitter】@kaya_hojo
【ブログ】コスプレで女やってますけど
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