就活めぐる「親から教授への無理難題」 優秀じゃない子から推薦して!

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カウンセラーのカウンセリングが必要かも…

   で、人生で初めての他人との争いが「就職活動」なんて事になったりする。50人募集に1000人応募すれば1/20に選ばれなければどうしようもない。さらに企業も「バブル期の猫も杓子も誰でも採用」で懲りたのか、「良い人材がいなければ、無理に50人採りません」なんて言ってくる。うちの学生なんって、優秀な学生が片付いた後の余剰定員で補欠合格を狙わせていたのに……こんなとこまで絶対評価を導入しなくてもいいのになぁ~

   初の他人との争いで精神的にまいってしまう学生も多々いるので、就職支援では就活学生の「カウンセリング」も大事である。就職支援課には専従のカウンセラーがいて、心理面のケアを行っている。しかし、最近、冒頭のような御両親が来て「無理な事を要求して2時間も3時間粘るんですよ~」と就職支援課から泣きが入るようになった。カウンセラーのカウンセリングが必要かもしれないと思う今日このごろである。(プロフェッサーXYZ)

プロフェッサーXYZ(えっくすわいじぃー)

国立大学を卒業し大学院修了後、助手として勤務。現在は東日本の私立大学の教授であり、フラスコを持ったリケジョの研究指導をしたり、シュレディンガー方程式に頭を悩ませる男子学生の教育を行ったりしている。受験戦争世代と言われた時代から、バブル世代、ゆとり世代、そして、ゆとりは終わった?という現代まで様々な教育・研究現場を肌で体験している。大学教育のみならず初等~高等教育の現場とかかわりを持ち、日々「良い教育は?」の答えを模索し続けている。ちなみにカクテル好きというわけではない、下戸である。また、「猫」も飼っていない。
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