寝苦しい熱帯夜。暑さに耐えかねてクーラーをつけっぱなしにして寝ると、明け方にひんやりし過ぎて起きてしまう。かといってクーラーを切ると、部屋が生暖かくなった時点で起きてしまう……。
夏は睡眠不足になりがちだ。睡眠不足は、仕事の際の集中力低下につながるばかりでなく、ダイエット中の人にも気になる影響を及ぼすことがあるようだ。
睡眠不足対策に、「凍らせたタオル」「『除湿』有効利用」…
ビジネス情報サイト「東洋経済オンライン」では、「『眠れない、食べられないのに夏太り』に注意」の記事で、夏の睡眠不足についてのデメリットを解説している(2014年7月19日配信)。記事によれば、私たちの体は寝ている間に成長ホルモンを分泌し、それによって脂肪を分解している。寝不足になるとその活動が阻まれて太りやすくなってしまうというのだ。暑さのせいで食欲がなく、ボリューミーな食事はしていないにもかかわらず最近太ってきたぞ、という人は、その要因の1つとして睡眠の質を見直す必要があるのかもしれない。
この記事へのツイートには、「やばいなー気をつけないと」「ドキッ!」と、心当たりがありそうな反応が寄せられていた。「睡眠って大事なのね」と、あらためて睡眠の重要性を見直す感想もあった。
では、仕事の効率にも体型にも影響を及ぼす睡眠不足を回避するために、どんな対処法が考えられるのだろうか。女性向け情報サイト「マイナビウーマン」では、働く女性293人を対象に「夏の寝苦しさを解消するために、工夫していることがありますか」とのwebアンケートを行った(2014年7月13日発表)。調査結果によれば、夏の寝不足対策をしている人は49.5%で、約半数の人がなんらかの対策をしているという結果に。
ツイッターにあげられた夏の睡眠不足対策に関するつぶやきを見てみると、
「個人的なおすすめはアイスノンをタオルで巻いて頭とふくらはぎあたりに置くと快適睡眠」
「首に凍らせたタオル巻いて寝てる」
など、冷たいアイテムを使用するという工夫を紹介していた。
「接触冷感敷きパッドはなかなか良い」など、触れるとヒンヤリ感じる「接触冷感」アイテムにまつわるつぶやきも複数あり、「猛暑の日はよかったのに今日とか涼しい日は冷たすぎ」など、効果は確かにあるが使い方に苦心しているようなコメントも見られた。
また、「クーラーかけて寝るときは、少し厚めのかけ布団で体のなかの熱を逃がさないようにする」「タイマー3時間」「『除湿』に設定していた方が良いですよ。湿度が高い低いでかなり睡眠の度合いも違います」など、クーラーとの付き合い方を模索する声も多く寄せられていた。
あなたは、夏の寝苦しさを解消するためにどんな工夫をしているだろうか。自分に合った睡眠不足対策をとって、すっきりした頭とスマートな体で仕事に臨みたいものだ。(RH)