日本経済団体連合会がまとめた大手企業の2014年夏のボーナスの最終集計によると、組合員の平均で、13年夏に比べて7.19%増の86万7731円となった。7月31日に公表した。2年連続の増加で、バブル期の1990年(8.36%増)以来、24年ぶりの伸び率となった。金額ベースでは、2008年夏の90万円超には及ばなかったものの、バブル期並みの高水準。
なかでも製造業112社の平均は、11.03%増の89万8013円で、バブル期を含め、製造業全体で2桁の伸びとなったのは初めてのこと。
伸び率で最大だった鉄鋼は28.17%増、セメントも16.09%増だった。公共事業で潤ったとみられる。増税前の駆け込み需要もあって、自動車も13.63%増となり、7年ぶりに100万円台に乗せた。
一方、非製造業21社の平均は6.39%減の76万660円で、2年ぶりに減少に転じた。 なお、電力各社は非公表。