「丸ビルで2000円」ランチ派は実在する?
ドラマでは、1人が不安な美雪に対し、合コン好きの派遣女子集団=「おしゃれ派閥」が「私たちの仲間に入れてあげる」と声をかけます。彼女たちのランチは「丸ビルで2000円」など、かなり豪華です。
「こんな人たち、ホントにいるのか?」と思い、大企業で働く知人に聞いてみると、一部にはこうした「優雅な」派遣女子もいるとか。都内の実家暮らしで、婚活のために大企業の派遣社員として働く女子も珍しくないようです。彼女たちのようなタイプは、退屈な仕事に飽き飽きして、「ランチくらい贅沢しないとやっていられない」のかもしれません。
一口に派遣社員といっても、ランチ事情は千差万別。働く思惑も様々です。ただ、最近では「おひとりさま」という言葉が定着し、1人ランチを怖がる女子はずいぶん減ったようです。女性が1人で入りやすいお店も増えてきました。コンビニ弁当にもずいぶんと女性向けのヘルシーなものが増え、バラエティ豊かになりました。
一方、正社員も派遣も関係なく、節約などのために「お弁当持参派」が目立つようにもなっています。福利厚生の充実と自社PRも兼ねて、オープンな社員食堂を設ける企業も増えていますね。現代の働く女子のランチ事情は、「おひとりさま派」「弁当派」「みんなで外食派」など多様化し、それぞれが干渉し合わずに共存しているようです。(北条かや)