「高学歴で優秀」のはずが職場のお荷物 優先度高い仕事「無視」する社員に要注意

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   「仕事がデキる、デキないに学歴は関係ない」。よく耳にするセリフだが、いざ華麗なる経歴を持つ人材が入社してきたら「きっと優秀なはずだ」と期待が高まるのは当然だろう。

   ところが、業務に就いたら「全然使えない」烙印を押される人がいるという。本人の仕事に対する姿勢が、能力を生かす妨げになっているようだ。

「仕事出来ない」部下の口癖は「オレ東大卒なんですけど…」

高学歴ですが、何か?
高学歴ですが、何か?

   「ダイヤモンドオンライン」2014年7月23日付の記事は、「一流大学卒、一流企業で営業や製品企画などのキャリアを積んだ男性」を中途採用した事例を取り上げた。社交的で同僚ともすぐに打ち解けた。ところが最大の難点があった。職場全体が書類のチェックや関係部署との連絡対応で大忙しのとき、この男性は「全く仕事をしない」。実は緊急性の乏しい別の業務に熱心に打ち込んでいたという。事務作業が苦手で、たとえ優先順位が高くても一切手を付けない。

   代わりに、「終電を逃すくらい忙しくなる状況になるのがおかしい」と原則論を振りかざす。「今」を乗り切るのが最優先のときに持ち出す議題ではない。そして「自分は能力が高いし、この職場が抱えている問題もわかっている。でも、誰も俺の能力を評価しない」と不満を募らせる。記事では男性を、「書類仕事をやって『自分が無能である』ことを認めるのが怖い」「自分の自尊心を守ることしか考えていない」と切り捨てた。

   「高学歴なのになぜ仕事ができないんだ」――。インターネット上にはしばしば、相談とも愚痴とも見える書き込みが登場する。「Yahoo!知恵袋」にも2014年1月29日、部下の東大生について、「遅刻はする、そのくせ謝らないし仕事は出来ない。出来ないから周りがフォローしてやって自分一人で出来たと勘違いしやがる。おまけに口癖は『東大では』『オレ東大卒なんですけど…』」と怒り心頭の投稿が載った。この部下は後日、女性マネジャーに口答えしたところ「東大卒ってこんなに役立たずなのね」とバッサリやられたそうだ。実はマネジャーも東大卒で、投稿者は「尊敬すべき東大卒と馬鹿にすべき東大卒がいることを知ったよ」とつぶやいていた。

   学歴にあぐらをかいて努力を怠り謙虚さも失うか、高い能力を社会人としてさらに伸ばせるか、本人の姿勢によって「高学歴」に対する周りの評価はガラリと変わる。

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