大事なのは、直接顔を合わせて話すこと
「他のグループに行きたい」
「話がまとまらない」
「集まろうとしても集まらない」
こういうことを言っていました。
実際の会社でも起きていることと同じことを体験しています。
そこで、このグループだけ別の教室に行ってお互いに本音を言い合ってもらいました。
すると、しばらくしてから戻ってきた時には「頑張っていこう」という感じになっていたのです。
まだ完全にわだかまりが無くなったわけではないと思いますが、一歩前進しました。
言いたいことや思っていることを言わずに上辺で仲良く見せかけているというのではなく、本当のコミュニケーションとはこういうことだということを体感したのではないでしょうか。
便利になった現代では、連絡手段がたくさんあります。携帯電話、メール、LINE、Facebook、Skypeなどは、人と会わずに連絡を取ることができるし、嫌な人には連絡をしなくていいですよね。それは楽だと思いますが、コミュニケーションで大事なのは、直接顔を合わせて話すことです。今の若い人はITツールを使うことに長けていますが、それがコミュニケーション力を低下させている理由の1つでしょう。
会社に行ったら自分と合わない人、嫌な人とも一緒に仕事をしなければならず、選り好みをすることはできません。「自分が苦手な人とも接していく」ということを学生の段階から経験しておくのは必要なことだ、とあらためて感じています。(野崎大輔)