学生の「仮想会社」が崩壊寸前に! その時、「本音のぶつけ合い」から「前進」が生まれた

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「自分もできるかもしれない!」と自信を持てるように

   客観的に見て、この授業に参加する学生は、コミュニケーションが苦手だったり、自分に自信がなかったりという人が少なくありません。でも、授業のプログラムを進めていくにつれて

自分もできるかもしれない!

と自分の可能性に気づいてきて、自信を持てるようになったのだと思います。

   仲間ができるということと、自分に自信を持てるようになってきたということが、学生が参加する大きな理由なのでしょう。だんだん参加人数が増えており、受講した学生が友達を連れてくるということが多くなっています。

   授業では5人位の班を作り、チームを意識して行うということをやっています。

   コミュニケーションが苦手だったとしても必然的に話さないといけないので、少しずつ話せるようになってきます。

   授業の中で、仮想の会社を作って企業活動の疑似体験をするということもやってもらっています。3つのグループに分かれて進めていますが、そのうちの1つは崩壊しそうでした。

   企業でいうならば倒産の危機です。

野崎大輔(のざき・だいすけ)

大学卒業後に無職、離職を繰り返し社労士として独立し、企業の労使トラブルの解決に奔走する。2013 年7 月に自律型人材育成専門コンサルティングを行うデストロイ・ジャパン株式会社の創業メンバーに加わり、専務取締役に就任。社員が自発的に行動する組織作りに注力している。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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