2014年6月、ついに、カンボジアの首都プノンペンにイオンモールがオープンしました。
以前、このコラムでも紹介した、日本の最新型のショッピングモール。
日本国内ならどこにでもあるようなモールですが、プノンペンにできたのは大ニュースです。なぜなら、イオンができる前のカンボジアの一般的なショッピングモールはこの写真のようなところ。東京でいうところのアメ横センタービルであり、あちこちでワゴンセールが行われています。
一番人気はステーキ店
そこに、できたイオンモール。
大型スーパーマーケットをはじめ、日本のダイソーや(電器や通信機器の)ノジマなどの小売店、ワタミ、吉野家、Momi & Toy'sなどの有名フードチェーン店が出店しています。
開店最初の土日には10万人以上のお客さんが来たようで、私が現地で見たときもなかなかの盛況でした。
休日と平日昼間に数回訪れたのですが、早くも飲食店でも入り不入りが分かれており、人気なのは、うどん屋の伊予製麺と、たこ焼き銀だこ。そして一番人気がステーキのペッパーランチでした。
「1000円以上」も何のその。カンボジアポテンシャル、凄いです
これらの店が人気の理由を、カンボジア人の友人に聞いてみたところ、
「カンボジア人、うどんも天ぷらも好きです。あと、自分でのせて食べるのが楽しいです。たこ焼きは、カンボジアにも同じような料理がありますが、たこ焼きの方が美味しそうで、中にタコも入っているので、一度食べてみたくなります。
ペッパーランチは、美味しそうな肉を使っているようにみえるのがいいのだと思います。カンボジアでも、美味しい肉は高いことはみんな知ってます」とのことでした。
うどんやたこ焼きは、一人前300-400円。ペッパーランチは1000円以上するメニューがほとんどなのにこの賑わい。カンボジアポテンシャル、凄いです。
ちなみに、これ以外にも寿司屋やラーメン屋、鯛焼屋などもあり、バラエティーは豊富。また、日本料理以外にも韓国料理やタイ料理屋もあるのですが、こちらはガラガラでした。
「カンボジア人、辛いの苦手な人多いです」
現地の人の味覚を知り、彼らが美味しいと思うものを提供することが繁盛の秘訣ですね。(森山たつを)