「選ばれ続ける個人」にならねば……というプレッシャー
「10年後には消える仕事もあるが、今までなかった仕事も増える。焦る必要はないのでは?」との意見もあるだろう。確かに、将来への不安から「今、やるべきこと」が見えなくなるのは本末転倒である。
「モチベーションマネジメント」事業などに取り組むリンクアンドモチベーション(本社・東京)の川内正直執行役員は、日経新聞のインタビュー記事(2014年7月8日付朝刊)で、
「これからは、会社員でもフリーランスと同じく、選ばれ続ける個人になることが必要」
と語っていた。
10年後も見据え、「今、やるべきこと」は、「選ばれ続ける個人」になること……それは簡単なことではなさそうだ。冒頭の調査結果が示したように、変化の激しい現代社会では、高収入のビジネスパーソンさえ「将来が不安」というのもうなずける。(KH)