「貯金もできてる」旅するノマドも みんなそんなにうまくいってるの?

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   ノマド(nomad)は英語で「遊牧民」を意味する言葉だ。定住せず、移動しながら牧畜を営む遊牧民の生活になぞらえて、近年、場所や時間に束縛されずにIT機器を使って仕事をする人やその働き方を「ノマド」というようになった……という前置きはもう必要ないかもしれない。それくらい、ノマドという言葉は一般的になっている。

   日本のノマドの代名詞的な存在としてwebや雑誌、テレビなどで発言をしてきた安藤美冬さんは、今や大学専任講師だ。外出先でインターネットに接続できる環境がますます整ってきたこともあり、ノマドは働き方やライフスタイルの選択肢の1つとして定着してきた感もある。

国内外を旅行しながら仕事と両立

世界中を旅行しながら…
世界中を旅行しながら…

   先日、仕事をしながら世界中を旅するノマドが増えているという記事が産経新聞で配信された(2014年7月5日)。記事には30代ネットショップ経営者、20代サイト運営者、30代勉強会主催・講師の3人のノマドが紹介されている。この3人はLCC(格安航空会社)の普及も助けになって、国内外を旅行しながら仕事と両立させる夢を実現できているという。

   ネットさえ繋がれば、ノマドは旅しながら仕事をし、仕事をしながら旅する生活が送れるのだ。こういった生活を送ることこそ、時間や場所に縛られないノマドの醍醐味なのかもしれない。しかも収入は「生活するには十分で、貯金もできている」とのこと。こんな生活、憧れる人も多そうだが、同時に、みんなそんなにうまくいってるの? という疑問も湧いてくる。

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