遅刻理由に「ベッドから落ちて意識不明になった」
(6)あからさまなウソ
最後は、論外だが、あからさまなウソを言って休むのは、やはり絶対にNGなようだ。理由は、「表面的には信じたフリをしても、絶対にウソだとばれているから」。
前出金融機関管理職氏が言う。
「昨日の晩に、取引先と飲んできますと言って元気そうに出て行った部下が今朝になって『子どもが熱を出しまして病院に連れていきます』とか言い出す。ウソだろお前、ただの二日酔いだろってのがバレバレで、だったら、ウソを言わずに『二日酔いですから遅刻します』と言って欲しい。正直に言ってくれればこっちだって人間ですから『だったらお前、たまには一日休めよ』くらい言ってあげますよ」
過去にズル休むを重ねた猛者ともなると「ベッドから落ちて意識不明になった」だとか「食べ物をのどにつまらせた」「牡蠣にあたった」といった手の込んだウソをつくと言うが、「どれも嘘だとばれている」と言う。
休暇の取り方に、変化球は無用のようだ。(佐藤留美)