先日、AKB37枚目のシングルを歌うメンバーを決める「第6回AKB選抜総選挙」が行われた。2014年のトップに君臨したのは「まゆゆ」こと渡辺麻友さん(20)。
AKBグループといえば「恋愛禁止条例」がしかれ、スキャンダル発覚でペナルティを受けたメンバーが何人もいる。前回総選挙覇者の指原莉乃さん(21)も、男性との交際(交友?)が発覚したことでAKBからHKTへ移籍している(2012年)。
しかし、今回AKBの頂点に立ったまゆゆは正統派アイドルを目指し、ストイックなまでに「恋愛禁止」の掟を守ってきたといわれる。選挙後のインタビューでは「恋愛禁止? それは最低限のルールなので守ります!」と宣言し、今後AKBの恋愛禁止ルールは厳格化されるだろうとの報道もあった。この「恋愛禁止」の掟、アイドルでもなければ縁が無いだろうと思いきや、そうでもないようだ。
就業規則で「風紀を乱すな」。これって…
質問サイト「OKWave」にこんな質問が寄せられていた。質問者は社内に「ホントにお付き合いしたい相手」がいるが、「『風紀を乱すな』的なことが最近、就業規則に掲載された」という。その場合、社内恋愛についてはどう考えたらいいのかという相談だ(2014年5月3日)。「社内恋愛禁止」の文字はないのだが、それを含んだ規定のようにも読める、と質問者は頭を悩ませているようだ。投稿には「諦めたくないです」とのキッパリした意思表明がある。
好きになった人がたまたま同じ会社の従業員だったら……。就業規則しだいでは、その気持ちを抑えなければならないのだろうか。もういい大人なのに?
「社内恋愛」といっても様々なケースが考えられ、職場や営業先などへ悪影響を及ぼしかねない状況になると、懲戒処分が下される例もあるようだ。一方、「社内恋愛禁止」規定がある会社も、上記のような事態に発展することを未然に防ぐための抑止力として期待しているだけで、「社内恋愛、即、処分」と考えているわけではない、といった指摘もある。
人を好きになってしまう気持ちは止められないし、独身者同士が恋愛すること自体には何の罪もない。会社員にしてもアイドルにしてもルールはルールとして尊重し、それでも恋愛が始まってしまったら――「抑止力」に屈して思いとどまるか。ルールに抗議するか。こっそり進行させて、バレたらバレたでその時に考えるか。それは当人の生き方次第、芸風次第ということだろうか。(RH)