「思考停止の人」の代表的行動例
□ 自分の行動を「一生懸命」と称するのが好き
「一生懸命やっている私を見てほしい」という承認欲求は誰にでもありますが、その欲望が「一生懸命やっているのに会社は認めてくれない」という不満に変わった時に、リスクが顕在化します。
□ 知ったかぶりが多い
自分の知的優位性を常に誇示したいという欲求から生まれる行動です。「自分を大きく見せなければ」という囚われに縛られた行動の1つです。知識面での弱みを見せることへの恐怖感や不安感がその行動を強化します。
□ 上から目線で語る
経験や知識に依存する行動で、これも「自分を大きく見せる」ための行動です。他者との実質的交流を全く持たないところに特徴があります。「思考停止の人」の代表的行動例でもあります。
□ 話の中に、第三者の名前がたくさん登場する
これまた「自分を大きく見せる」という自己目的ゆえの行動です。自分の訴求力や影響力に自信が無いので、知っている人の名前に依存します。そこにはビッグネームが混じる事も多く、「権威に盲従する志向」も窺えます。
他にも、
□ 話の前置きがいつも長い
□ 「すみません」と頻繁に口にする
□ 笑い方や相槌がわざとらしい
など。
思い当たる行動があれば1つでも減らしていくことをおススメしたい。
(月刊『人事マネジメント』編集部/2014年6月号「人材の行動観察と仕事力分析法」概念化能力開発研究所・奥山典昭著 より抜粋)