「過保護っぷり全開」リケダンのママ 目を疑うような「新一年生」の実態

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「大学も保護者や地域と協力して教育する時代」だが…

   一般に、子どもの入学式に参加する保護者の方は教育熱心で、教育する側としてもありがたい限りである。最近は、「小・中学校の教育は、学校・保護者・地域連携で」とよく耳にするが、大学も保護者や地域と協力して教育する時代である。

   ただ、ややもすると過保護っぷりが全快なリケダンとお母さんに出会うことがある。「うちのAちゃんは学校であった事を私に全部話してくれるんです。このまえB先生の講義が全くわからないって言ってました。わかりやすく教えるように言ってください」。たしかに、難しすぎる講義を行ったのはB先生に責を問うべきであろう。注意しておこう。ただ、お母さんの口からではなくA君本人から苦情を聞きたいものである。

   数年後には、会社の正門で新入社員とご両親と、母方の祖父母と父方の祖父母と皆で記念写真を撮る時代が来るかもしれない。そのときこそは、「シャッターを押しましょうか?」と声をかけることにしようかな……(プロフェッサーXYZ)

プロフェッサーXYZ(えっくすわいじぃー)

国立大学を卒業し大学院修了後、助手として勤務。現在は東日本の私立大学の教授であり、フラスコを持ったリケジョの研究指導をしたり、シュレディンガー方程式に頭を悩ませる男子学生の教育を行ったりしている。受験戦争世代と言われた時代から、バブル世代、ゆとり世代、そして、ゆとりは終わった?という現代まで様々な教育・研究現場を肌で体験している。大学教育のみならず初等~高等教育の現場とかかわりを持ち、日々「良い教育は?」の答えを模索し続けている。ちなみにカクテル好きというわけではない、下戸である。また、「猫」も飼っていない。
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