「小1時間の移動」の非効率 web会議で「仕事」が変わる

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コストに敏感なひとはわかってくれる

   都内同士なのにweb会議にしましょうというのは、少々勇気がいります。40、50分の時間をかけて移動することすら、できないのか?と。

   しかしそういう気持ち的なものが積み重なって、どんどんと非効率になっていく。私は、割りきりました。相手も、コストに敏感なひとはわかってくれます。2、3回やっていると、それでOKということになります。

   また、web会議に切り替えると、会議自体もより効率的になることがわかりました。日本の会議は雑談が多い。まずは和みましょうということで、お会いしてから10分くらい雑談する人もいる。

   web会議だと、あんまりそういう雰囲気でもないので、さっさと用件だけ話す。また、通信手段が限られているから、事前にそれなりに話すことを決めておいたり、準備をしておいたりしないと、うまくいかない。その場で紙をぺらぺらしたり、なにかデモしたりということはめんどうだから、事前に会議の議題や論点を出すようになる。良いことずくめです。

   というわけで、原則すべて、web会議。会うのは例外。私は、これを徹底していきます。 そして、節約した時間で、東京滞在時には、実家で飯でも食べるか、友人と会いに行きます。(大石哲之)

大石哲之(おおいし・てつゆき)
作家、コンサルタント。1975年東京生まれ、慶応大学卒業後、アクセンチュアを経てネットベンチャーの創業後、現職。株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役、日本デジタルマネー協会理事、ほか複数の事業に関わる。作家として「コンサル一年目に学ぶこと」「ノマド化する時代」など、著書多数。ビジネス基礎分野のほか、グローバル化と個人の関係や、デジタルマネーと社会改革などの分野で論説を書いている。ベトナム在住。ブログ「大石哲之のノマド研究所」。ツイッター @tyk97
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