新人・若手に「1番キビシイ視線」は誰だ 調査で判明、「●●歳代の女性」だった

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

先輩の不満は「自分の指導力不足じゃないの?」

   先述の調査では、先輩の若手社員に対する不満の度合いも大きいことが分かった。6割以上が「不満を持っている」と答え、理由として多かったのは「指示するまで動かない」「他人の話を聞かない・理解しない」「何を考えているか分からない」「反応が薄い」といったものだった。

   こうした不満について、ネット掲示板やツイッターでは批判がある。不満の理由として挙げられた項目について「これ全部、『先輩社員の指導力不足』で説明できるのでは」という皮肉や、「使う側の問題の方が大きそうな気がする」という指摘、「指示も聞かずに勝手に動く方がまずいでしょ」といった具合だ。「指示待ち」という不満については、手が空いている状態なら待っていないで自分から先輩や上司に「次に何をしたらよいか」を聞きにくるべきという考えなのかもしれないとの推測も出た。

   先輩社員は、新人や若手に「受け身」でなく率先して仕事に取り組む姿勢を求めているのかもしれない。何度教えても同じミスを繰り返す、という嘆きもネット上では聞かれる。だが半面、先輩社員は自身が若手に接する態度にも問題がないか、振り返る必要があるだろう。何年もキャリアを積んだ自分と同じように、新人が業務を遂行できるはずはない。「あうんの呼吸」「言わなくても分かる」が誰にでも通じるというのも間違いだ。若手の立場を理解し、その経験に合わせたコミュニケーションを心掛けてはどうだろうか。

姉妹サイト