部下に「注意をスルーされる」 そんな上司は「やってみせ」が出来てない!

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自分の生き様、見せてますか?

   部下が言うことを聞かないという場合、部下本人の仕事に対する姿勢や物事の考え方にも問題はあるかと思います。

   でも、「部下が言うことを聞かない」という人は、自分自身の言動も振り返ってみてください。

自分の生き様、見せてますか?

   生き様というと大袈裟かもしれませんが、「自分はこういうスタンスで仕事に取り組んでいる」ということです。そして仕事上で成果を出しているということです。

   私が思うに、こういうことができている人は生き様を見せていると思います。

□ 嫌なことから逃げない
□ 自分の役割を果たす
□ 仕事上で自分の哲学を持っている
□ 言行一致している
□ 自分で考えて行動する
□ とにかく行動する
□ 決めたことはできるまでやる(失敗しても気にしない)
□ 謙虚である(いばらない、無駄に偉そうにしない)

   上記の8つができていれば、おのずと仕事でも結果を出すはずです。

   経営者がよく言うのは、「自分で考えて行動する社員が少ない。失敗したっていいのに」ということです。頭で考えて理屈は言うけどやらない人が多いです。今は失敗しても、とにかくやるということが求められています。

   前回は、私が社員研修で体験した出来事をお伝えしました。

   「そりゃ外部の講師の話だから聞く耳を持つんだろう」という誤解があるかと思うのでお伝えしますが、企業研修で来る講師の話なんて基本的に聞く耳を持ってくれる人は少ないものです。一部の有名な講師だったら話は別ですが、私のような普通の男の話なんて喜んで聞こうと思っている人はいないと思います。

野崎大輔(のざき・だいすけ)

大学卒業後に無職、離職を繰り返し社労士として独立し、企業の労使トラブルの解決に奔走する。2013 年7 月に自律型人材育成専門コンサルティングを行うデストロイ・ジャパン株式会社の創業メンバーに加わり、専務取締役に就任。社員が自発的に行動する組織作りに注力している。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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