スイスの時計ブランド「RADO」が、世界初のセラミックスによるタッチセンサー式の時計をプロモーションするために、フェイスブックと連動したキャンペーンサイトを制作した。
ひとの一生を24時間に例えたときに、今の自分は何時頃を生きていて、これまでの人生はどのようなものだったのかを振り返る「LIFETIME CLOCK」。
節目ごとのライフイベントを選択すると、ムービーが出来る
自分の名前・性別・生年月日、人生の節目ごとにあったライフイベント(就職、結婚、出産、死別など)を選択。その頃は自分にとっていい時期だったか、そうではなかったのかを表す線グラフを入力すると、自分の過去を振り返るムービーが作られる。
例えば、勉強を指定したらその時期の映像にはテストの問題用紙が、恋愛なら相手とつないだ手などが映し出される。映像とともに流れる静かな音楽が懐かしい気持ちを演出する。ちなみに、ライフイベントを終始「特になし」すると、やはり平凡なムービーが出来上がってしまう。
ムービーが終了すると、一生を24時間に例えたときに、今の自分が生きている時間を示す時計が表示される。この時間は、平均寿命(84才)から導き出されている。筆者は28歳、時間であらわすと午前8時すぎだそう。いい加減目を覚ましたほうがいいのか、それとも二度寝していたいと思うか。
サイトでは「まだこんな時間と思うか、もうこんな時間と思うか、それはあなた次第」と謳われている。なるほど、「持ち主の一生に美しいまま寄り添う時計」というRADOのメッセージがじんわりと伝わるかもしれない。今あなたは何時を生きているだろうか?(岡徳之)