有給休暇をとったら給料を減らされるって、これ合法なの?

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   有給休暇をとったら給料を減らされるって、これ合法なの? こんな質問が、J-CAST会社ウォッチ記事のコメント欄に寄せられた。どうなのだろうか。編集部が、都内の労働基準監督署に電話できいてみた。

就業規則の記載確認を

   質問コメントは、記事「『有休も取らずにがんばる自分』は自己満足?~」(2014年5月14日配信)につけられた(5月28日)もので、「有給と言っても」氏が、

「残業代込みの月給制の自分の会社は有給(休暇)を取ると残業代が日割りでカットされて給料減るんだが?理屈は合ってるっちゃ合ってるだろうが、有給(休暇)取って給料減るって合法なの?」

と問いかけている。

   5月30日、編集部が都内の労基署担当者に電話で、取材・質問の趣旨を説明した。質問コメントを読み上げると、「情報が少ないので何ともいえないが、あくまで参考として」とことわった上で、次の3点を指摘した。

1:会社の就業規則(や賃金規則)にどういう記載がなされているか、が重要。
2:仮に、「規則」に「残業代込み」とのみ記載され、詳細な説明がない場合なら、違法性が高そうだ。
3:仮に、「規則」に「残業代込み」の内容説明として、出勤1日あたりで計算して支給する、といった趣旨の記載があれば、違法性は薄そうだ。

   まずは、会社の就業規則を確認することが必要なようだ。

   就業規則については、労働基準法89条で、「常時10人以上の労働者を使用する」使用者に対し、就業規則を作成し、行政官庁に届け出なければならない、と定められている。

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