若者社員「意外とやるじゃないか!」 もう止めよう「ゆとり世代は弱い」論

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若者のやる気を失わせているのは…

   新卒に限らず若手社員に至らない点があると、中高年の上司は「ゆとり世代は辛抱できない」「ゆとり世代はすぐ辞める」「ゆとり世代は弱い」と言います。そもそもゆとり世代ってどの時期に生まれた人達なのか知っているのでしょうか?

   「若者=ゆとり世代」でひとくくりにしてるところはないでしょうか?

   調べたところによると1987年4月2日生まれから2004年4月1日生まれの人を概ね指すそうです。

   現在27歳から10歳の人です。私は37歳なので、ゆとり世代ではありません。

   ゆとり世代ではありませんでしたが、辛抱できずに会社を3か月とか6か月で辞めたこともあります。世の中にはこういう人は意外といます。

   ゆとり世代かどうかは関係なく、あくまで個人の気質によるものだから、世代でひとくくりにレッテルを貼るのは、もうやめて欲しいものです。「どうせ俺達はゆとりだから」と若者のやる気を失わせているのは、こういう中高年世代の対応も関係あるのではないでしょうか。(野崎大輔)

野崎大輔(のざき・だいすけ)

大学卒業後に無職、離職を繰り返し社労士として独立し、企業の労使トラブルの解決に奔走する。2013 年7 月に自律型人材育成専門コンサルティングを行うデストロイ・ジャパン株式会社の創業メンバーに加わり、専務取締役に就任。社員が自発的に行動する組織作りに注力している。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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