研修態度を逐一チェック、笑おうものなら…
想像したくない光景だ。しかし、こんなのは、まだまだ手ぬるい、そうだ。
営業なら営業、開発なら開発で各自の専門性を鍛えるトレーニングが用意される。
別にそのくらいいいではないかという気がするが……。
「今までの営業研修と言えば、もちろん日本人社員向けの日本語によるものでした。ところが、グローバル化が進み、評価体系が9ブロックになって以降は、ワールドワイドの全オフィス共通のグローバル仕様に一変しました。ファシリテーション(会議などでの交流・参加支援)の強化研修なんかすごいですよ。黒人のジョナサンが白人のリンダのグループを仕切る画像が出てきたりするんだけど、日本人の僕らにとっては違和感あり過ぎてなんのことだかサッパリ(笑)。アメリカンコミック(漫画)を見ているみたいでバカバカしいったらありゃしない」(同)
だが、あほらしいからスルーしておけ……では済まない。
なんと、講師と同道する人事担当者から研修を受ける態度が逐一チェックされ、笑おうものなら、評価にさらにバッテンがつくという。
そして、研修を受ける態度も悪いと判断されると、さらなる『加圧』が待っているというのだ。(佐藤留美、以下次号)