「そんな会社なら捨てちゃえば?」 「30歳で退職」女子はコスパが良い説

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若いうちにガーっと働き30歳でパッと退職

   30歳以下の若手は、中高年層と比べ、安い賃金でバリバリ働いてくれます。企業にとっては、人件費のかかる窓際中高年より、若いうちにガーっと働き30歳でパッと退職していく社員の方が都合が良い――そんなケースも少なくないのかもしれません。

   出産を機に30歳前後で退職する女子は、企業にとっては「コスパがいい」存在と言えそうです。20代のうちは安いお給料で、男子と肩を並べて一生懸命働いてくれます。そして、年齢給が上がり始める30代半ばまでに、パッといなくなる。

   彼女たちは、やる気のない「中高年社内ニート」にはなりません。働くだけ働いて、給料が上がる前にいさぎよく辞めていく。会社にとって、何とおトクなのでしょう。多くの場合、退職されても人材の穴埋めはいくらでもできます。社長すら公募される時代。平社員の仕事で「その人にしかできない」業務など、ほとんどないのではないでしょうか。

   女性の方も、そんなつまらない仕事しか与えてくれない企業にはさっさと「おさらば」しようとしています。転職活動にいそしんだり資格をとったり、女性としての自己実現を目指して、婚活や妊活に励んだり。休んでいる間にスキルを身に付けて、復職に活かそうと目論むケースもあります。

北条かや(ほうじょう・かや)

1986年、金沢生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。著書に『本当は結婚したくないのだ症候群』『整形した女は幸せになっているのか』『キャバ嬢の社会学』。ウェブ媒体等にコラム、ニュース記事を多数、執筆。TOKYO MX「モーニングCROSS」、NHK「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」(2015年1月放送)などへ出演。
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【ブログ】コスプレで女やってますけど
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