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「やること」の大切さ

   購買層を考慮して、シンプルなWebサイトにしたり、電話やFaxでの申込も受け付けたりするなど、細かな工夫をしているところもさすがです。

   実は、私も広州交易会に行って、この面白いイベントに参加するためのハウツーをまとめた電子書籍を発行したり、日本では数万円で売ってるモノが数千円で売ってたので輸入販売することなんかを考えたりしていました。

   しかし、考えるだけで実行に移していなかったため、1年後の成果の違いはご覧の通りです。彼が「ヒットの芽」を育て始めたのに対し、私は数本の記事を書いただけ。これから大きく花開く可能性のある商品。花開いたときの差はさらに大きくなることでしょう。

   ここからわかることは「やること」の大切さです。

   まず、広州交易会というイベントに参加しなければ、こんなものがあるということを知らなかったので、オートスライドを見つけることもできないし、こんな記事も書けない。チケットを買って中国に行って、参加することには意義があります。

   ただ、参加して感心するだけでは充分なリターンは返ってきません。そこからさらに先方と交渉して購入し、自分で使って利便性を確認し、Webサイトを作り、販売し…という行動をすることによって、チケット代などの投資を回収していくことが大切なのです。

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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