新参上司の難癖で評価急落! グローバル化で「基準」が激変中

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話を聞くだに、曖昧な評価基準に思えるが……

「ですよね? 私も、これまで業績の数字が良かったものでずっと評価はAでした。ところが、特定の顧客に可愛がられているだけで、最新の営業手法にキャッチアップしていないから、コミットメントとアスピレーションが低いとか、新参者の上司に難癖を付けられて、いきなり評価はCにダウン。それと同時に、給料がたちまち下げられ、あまつさえ、自分を変えて進化しない限り、次期はマネージャー職を引っぺがすよとまで脅されています」(同)

   外資系金融機関勤務の香山氏も、突然、外国人エクスパッド(幹部)に命じられた部下の「9ブロック」評価に頭を抱える。

「先日、今月末までに、部下全員の9ブロック評価をして、下の20%をリストアップしといてなんて指示が出されました。エクスパッドはどうやら、下位2割層を"お仕置き"するハラらしい」

   9ブロック評価で低評価が付いてしまった日本人社員に、一体、どんなお仕置きが待っているというのか?(佐藤留美、以下次号)

佐藤 留美(さとう・るみ)
ライター。企画編集事務所「ブックシェルフ」(2005年設立)代表。1973年東京生まれ。青山学院大学文学部教育学科卒。出版社、人材関連会社勤務を経て、現職。著書に、『資格を取ると貧乏になります』(新潮新書)、『人事が拾う履歴書、聞く面接』(扶桑社)、『凄母』(東洋経済新報社)、『なぜ、勉強しても出世できないのか?』(ソフトバンク新書)、『結婚難民』(小学館101新書)などがある。
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