気分は松方弘樹!?
日本だとヒコーキや潜行板と呼ばれる仕掛けの動きを見てかかったか判断するのですが、ここでは全く不要。かかった瞬間竿が恐ろしくしなって持って行かれそうになります。ここからが長い!竿をしゃくり上げてはリールを巻いての繰り返しなのですが、サーモンが水中で右に左に走ってとてつもなく重い。大体20分くらいでしょうか、とても一人では釣り上げられず、友人がしゃくり上げて私が巻くという二人三脚でようやく獲物をゲット。これが予想を上回る大きさで、一匹あたり7~8kg。スケールはまたさらに違うのですが、カジキマグロを釣り上げる松方弘樹になった気分。正月の新巻鮭とか問題にならない大きさです。
釣果は5時間で7匹のサーモン。もう腕がへろへろです。その後は友人宅に移動して庭でサーモンバーベキュー。そのまま焼いたり、ホイル焼きにしたり、ちゃんちゃん焼きをつくったり、鮭ご飯を炊いたり、サーモンパスタをつくったり、思いつくありとあらゆるサーモン料理を作ったのですが、とてもその日には食べ切れず、その後は空前のサーモンウィークとなったのでした。
あるサイトの情報によれば、その昔誰かが太平洋から運んできて、広大なミシガン湖と周辺の川を回遊して自然繁殖するようになったのだとか。ミシガン湖のサーモンフィッシングのシーズンは5月~10月。釣り好きなあなたはぜひ挑戦してみては?下手な観光地よりよほど楽しめると思います。ちなみに最近は同じくミシガン州北部で、氷に穴を掘って竿を垂れる「アイスフィッシング」なるものに挑戦したのですが、人生で久々の坊主(=何も釣れないこと)を食らってしまいました…。もうアイスフィッシングシーズンは終わってしまいましたが、帰国前に釣りでリベンジしたいと思います!(室健)