経営とスポーツ、同じ点と異なる点
ユニクロや楽天が推し進めるグローバル化の行き着く先はこういうことになるだろう。
こういう会社は、日本企業なのだろうか?日本企業ではない?
・日本企業は、日本人が経営していないとダメだ
・日本人が経営して外国人に勝つのが、日本の経営だ
と捉えるひとがいるかもしれないが、経営もスポーツと一緒で、日本人だけのチームが多国籍の選抜チームに勝つのは難しい。
スポーツは国別対抗というフォーマットに意味があるが、経営は利益をあげることが大事なので、国別対抗というフォーマットを守るほうが不利になる。
もちろん日本人チームで勝てればいいのだろうが、そもそもチームごと弱体化してなくなってしまったら、目的と手段が逆転してしまう。
すでに一部の米系のグローバル企業は、上記のようなかんじになりつつある。社長や幹部は外国人であることは全く珍しくない。これらの会社では、結局、本社を米国においてもらって納税してもらい、米国の株式市場で上場して、米国投資家に利益を配分してもらうことくらいしか、頼めることはない。(大石哲之)