顧客が喜び、会社が利益を上げ、人材が成長する
もちろん、こうやってAmazonが光を当てても全ての本が日の目をみる(売れる)わけではありません。月替わりセールは70冊も選ばれるので、ランキング上位にならない本も多数あります。育つ芽がなかったところに光を当ててもうまくいかない場合もあるのです。しかるべきものに、しかるべきタイミングで光を当てることが大切なわけです。
私がプノンペンで生活をしていて感じることは、「この街は、光を当てれば伸びるステージに入った」ということです。
我々先進国のビジネスパーソンが、優秀な(もしくは普通の)カンボジアの人材を使ってビジネスをすることで、顧客が喜び、会社が利益を上げ、人材が成長する、全員がハッピーになる仕組みを作ることが出来るようになると感じているのです。
実際、日本人を含む、多くの国の起業家達や大手企業の人たちがこの国でビジネスをはじめており、大きな成果を出しています。その状況を踏まえて、より多くの人がプノンペンでのチャンスを掴んでくれると、この街はもっと面白くなるだろうと感じているのです。
カンボジアといっても広いですから、まだまだ「かわいそう」が必要な地域も多数あります。でも、そこだけに目を向けず、プノンペンに光をあてて、日の目を見ることができる場をつくりだし、多くの人をハッピーにする日本人が増えたらなと思うのです。(森山たつを)