プノンペンで「全員がハッピーに」なる方法 「『かわいそう』もうやめよう」再論

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アマゾンの「日替わりセール」などがもつ意味

   日の目を見ることができる場を与えるということは、ある人に取っては造作もないことですが、与えられる方にとってはものすごい大きな効果を生むことがあります。

   たとえば私は、多くの電子書籍を出しており『1万冊売ってわかった 電子書籍を売る方法』という本の中で、この「自書に日の目を当てる方法」を書いています。

   その方法を自分でも実践して、現実この本は1年前にAmazonの総合ランキング10位に入るほどのヒットとなりました。

   その後、当然売れ行きが下がっていくのですが、2014年4月現在、再びランキングに返り咲き、またも総合ランキング10位になりました。なぜなら、今度はAmazonが光を当てて、日の目を見ることができるようにしてくれたからです。

   Amazonでは「日替わりセール」や「月替わりセール」といった形で、いくつかの本を半額にし、それを読者にメールで配信したり、特設ページに並べたりしてくれます。

   これによって「日替わりセール」に選ばれた本の多くはランキング上位になりますし、私の本のように「月替わりセール」に選ばれたものも順位を大きく伸ばします。

   このセールに入れることは、Amazonからしてみれば(著者が本を書くことや自分で必死に宣伝するのに比べれば)造作もない作業です。しかし、その効果は絶大なのです。そして、売上があがることで、面白い本を入手できた読者も、印税が入る著者も、売上が増えるAmazonも全員がハッピーになるのです。

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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