魅力的に映る「異国の地から送られてきたもの」
プノンペン市内から15分くらい離れたこの場所には、あばら屋などの家がならんでいるのですが、一部にものすごく綺麗な一戸建てが建ち並ぶ土地があります。そこの分譲住宅は一戸2000万?5000万円するような高級住宅。ここに、政府高官がたくさん住んでいるそうです。
その住宅地を歩いて見ると、レクサスやレンジローバーといった高級(かつ頑丈)な車が停まっています。そして、いかにも裕福そうな家族が楽しそうに庭でバーベキューを楽しんでいます。
「1日平均170人くらい来店があって、1200ドル以上売り上がるですよ。多いときは2000ドル超えますね」
プノンペン市内を歩いているとわかるのですが、物の選択肢が非常に少ないです。生活に必要なものは手に入るのですが、人と違うもの、持っていると嬉しくなるものを手に入れるのは困難です。そこで、このような、異国の地から送られてきたものは、新しいものが欲しい現地の金持ちにとってとても魅力的なのです。