「カンボジアのお金持ち」に日本の古着が大人気 周りと違うものが欲しい!

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   私が東京からフィリピンに引っ越すときに、多くの家財道具をリサイクルショップに引き取って貰いました。無料で。

   それなりに質のいいモノは日本国内のリサイクルショップで売るのですが、汚れが目立ったり、部品が一部欠品したりしているものは無料でも引き取って貰えません。しかし、「実は、質の悪い物も引き取ってくれる業者があるんですよ」と持ちかけられ、紹介された業者に「これどうするんですか?と聞いてみたら、意外な答えが返ってきました。

プノンペン郊外の日本人経営リサイクルショップへ

カンボジア、ヤバイ!
カンボジア、ヤバイ!
「フィリピンへ持っていくんですよ」

   私、これからフィリピンに引っ越すんですけど…。

   日本の厳しい消費者に受け入れられない製品はフィリピンを始めとするアジアの途上国に送って、現地のリサイクルショップで売るそうです。

   というわけで、私はカンボジアの首都、プノンペン郊外の日本人経営リサイクルショップにいってきました。

   ここには、日本のB級リサイクル製品があふれています。

   アサヒビールやキリンビールのノベリティのグラス、ひな人形のばら売り、森進一の写真が入った時計など、確かに日本ではあまり売れないような物が山積みです。

   また、店の半分は洋服売り場で、大量の日本の古着が吊されています。

   この店の管理をしている方に「どんな人が買ってるんですか?」と聞いてみました。

「このあたりに住んでいる、金持ちのカンボジア人。特に政府関係の人達が多いですね」
森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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