登録者の中からスキル持った人材探せる
リンクトイン・ジャパンの杉本隆一郎・日本オフィス代表代行は、2014年2月20日付毎日新聞のインタビューで、「専門分野のスペシャリストを海外で採用しなければいけない時、まず(リンクトインを)思い浮かべてもらえるようになってきた」と手ごたえを語った。
日本企業のグローバルな人材獲得についても触れた。これまでは、例えば米国の求人媒体に広告を出す、人材紹介会社に登録して待つ、といった手段しかなかったが、必ずしもグローバル人材が確保できるとは限らなかったと指摘する。リンクトインの場合、企業側は登録者の中から業種に応じてさまざまなスキルを持った人を探すことが可能だ。日本で見つからなければ海外に採用範囲を広げることも容易にできる。
日本人登録者数は、日本版を開設した2011年11月の40万人から2013年12月に100万人を超えた。爆発的な増加ではないが、認知度や利用が拡大しているのは確かだ。杉本代表代行が言うように、最初は「転職活動するための場」という認識だったが、社内外の海外ビネスパーソンとのコミュニケーションをはじめ多彩な用途がある点が浸透を後押ししてきたとみられる。