「アカデミー賞の際にツイッターダウン」の裏事情 豪華写真騒動で笑ったメーカーとは

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   国内では宮崎駿監督の「風立ちぬ」が惜しくも受賞を逃したことで注目を集めた米アカデミー賞だが、海外ではある「一枚の写真」で話題は持ち切りとなった。

   それは、授賞式で司会を務めたエレン・デジェネレスのスマートフォンで撮影した「自撮り写真」なのだが、そこにはブラッド・ピット、「プラダを着た悪魔」のメリル・ストリープ、「アメリカン・ビューティー」のケヴィン・スペイシーらアメリカを代表するスターたちが勢揃いしている。

320万回以上のリツイートを記録

   エレン氏はこの写真をツイッターに投稿。すると、この写真を一目見ようとアクセスが殺到、一時ツイッターのサーバがダウンした。2014年3月5日午前の時点で史上最多の320万回以上のリツイート、170万回以上の「お気に入り」を記録した。

   実はこの出来事で一番喜んでいるのは、韓国のサムスンかもしれない。エレン氏が持っていたスマートフォンは同社の「Galaxy Note 3」で、まさに撮影中の様子がテレビで放映されたからだ。「セレブたちが使っているスマートフォンはサムスン」ということを視聴者に印象づけたはずだ。

   米ウォール・ストリート・ジャーナル記事(3月3日)によると、「サムスンと同社の広告代理店スターコム・メディアベストは、授賞式の中継を行った米ABCとの協賛・広告契約の一環としてギャラクシースマホを授賞式で露出させるよう交渉した」という。

   これがソーシャルメディアでの拡散を狙ったプロダクトプレースメント、つまり商品を登場させることによる種まきだったとしたら、大成功と言ってよいだろう。「お見事」でした(岡徳之)

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