「ぶっちゃけ五輪トーク」の森元首相が、もし企業の海外駐在員だったら

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反面教師として、多くの人の学びのきっかけになってくれたら

   このようなタイプの人は、海外の日系企業で現地人従業員に嫌われる駐在員の典型です。

   現地人スタッフや現地文化にリスペクトがなく、平気で失礼なことを言ってしまう。

   政治的な正しさを無視して、自分で感じたことをそのままぶっちゃけトークしてしまう。

   日本国内の居酒屋で、まわりのおっさん達と話をしている分には問題ないのですが、それを立場、文化が違う人達の前で普通にやってしまうことで、不信や軽蔑を招き、社内で孤立し、仕事がうまく回らなくなるのです。

   海外で働く場合、一番いいのは、現地のスタッフや文化を理解し、そのいいところ、悪いところを理解し、敬意を持って接することです。それが出来ないまでも、最低限しなくてはならないことは、現地の人の前で失礼にあたることをしないということです。どんなことを言ってはいけないのか、どんな行動をしてはいけないのかということをキチンと学んでおく必要があるわけです。

   日本国内の日本企業で、同じようなことを考えている人の中だけで過ごしていると、違う文化の人への接し方というのはなかなか学べません。そこで、意識して学ばないと、いざ自分が海外に行ったときに苦労をすることになります。

   森会長の発言は、その反面教師として、実に典型的な物だと思いますので、多くの人の学びのきっかけになってくれたらなと思います。(森山たつを)

森会長の五輪発言は、失言だと思いますか?
思う。失言
思わない。マスコミの報じ方が悪い
微妙
だって、森さんだし……
その他
森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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