反面教師として、多くの人の学びのきっかけになってくれたら
このようなタイプの人は、海外の日系企業で現地人従業員に嫌われる駐在員の典型です。
現地人スタッフや現地文化にリスペクトがなく、平気で失礼なことを言ってしまう。
政治的な正しさを無視して、自分で感じたことをそのままぶっちゃけトークしてしまう。
日本国内の居酒屋で、まわりのおっさん達と話をしている分には問題ないのですが、それを立場、文化が違う人達の前で普通にやってしまうことで、不信や軽蔑を招き、社内で孤立し、仕事がうまく回らなくなるのです。
海外で働く場合、一番いいのは、現地のスタッフや文化を理解し、そのいいところ、悪いところを理解し、敬意を持って接することです。それが出来ないまでも、最低限しなくてはならないことは、現地の人の前で失礼にあたることをしないということです。どんなことを言ってはいけないのか、どんな行動をしてはいけないのかということをキチンと学んでおく必要があるわけです。
日本国内の日本企業で、同じようなことを考えている人の中だけで過ごしていると、違う文化の人への接し方というのはなかなか学べません。そこで、意識して学ばないと、いざ自分が海外に行ったときに苦労をすることになります。
森会長の発言は、その反面教師として、実に典型的な物だと思いますので、多くの人の学びのきっかけになってくれたらなと思います。(森山たつを)