「人を探すわれわれもスピード勝負」
「だから、人を探すわれわれもスピード勝負です」
とのこと。日本人の場合、このスピードにはついていけないのだそうです。とくに日系企業に勤めている人は、意思決定が遅すぎます。声をかけても面接にいくかどうかの時点で迷ったり、内定がでても、会社を辞めるのに3か月とか、下手をすると6か月とかかる場合があったりします。
「シンガポールではそういうスピードでは動いてないので、現実的ではないのです」
グローバルジョブの世界では、仕事を得ようと考えるひとが競争の列をなして並んでいます。同じ能力の人であれば国籍など関係ないのだから、むしろ日本人ではなく、他の国の人に声をかけることが殆どだといいます。
ではどうすれば候補にあがるのか?
「まずシンガポールに来て、シンガポールの企業や外資で働く。ビザを取得しておく。いつでも動ける態勢にあるひとはwelcomeです」
日本の会社に在籍しながら悠長にグローバルジョブを探すというのはどうやら現実的ではないようです。(大石哲之)