ゆとり世代、「おじさん世代の20代の頃」より優秀じゃん 「権限を与え、任せる」でこんなに育つ

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23日に、サムライカレープロジェクトなどテーマのトークショー

   カレーパンを安くするために新しいパン屋を発掘したり、見た目が地味なカレーパンを改良してサムライカレーホットドックを作ったり、単純工程以外の業務を行うスタッフを面接して採用したり。運営側が言わなくても、どんどん新しい仕事を創り、それを実行していくのです。学生でありながら、指示待ちの従業員になるのではなく、自分から動けるスタッフとして活躍しているのです。

   企業がこのような人材を育てるには、サムライカレープロジェクトのような外部の研修を使うのもひとつの手ですが、自社内でも充分に可能です。

   うるさがたのおっさんがいない、若手社員だけで運営する小さなプロジェクトを作り、その運営を全て彼らに任せるのです。社員が若ければ若いほど、固定観念が少ない人ほど、自由な発想で新しい仕事を生み出すことでしょう。

   そして、そのプロジェクトの様子を観察し、見所のある若者をどんどん抜擢し、停滞している部門の要職に就かせれば、会社は活性化していくはずです。

   おっさんたちが「ゆとり世代」とバカにしている若者は、おそらくおっさん世代が20台だったころよりも優秀な人が多いです。若手社員と一緒に仕事をしている人は、その可能性の芽を摘み取らず、開花させるために、ぜひ、彼らに「権限を与え、任せる」場を与えてあげてみてください。(森山たつを)


   さて、2月23日(日曜)に、わたしと「セカ就! 世界で就職するという選択肢」(朝日出版社)編集米田智彦さんのトークショーが東京下北沢で開催されます。サムライカレープロジェクトや海外就職に興味のある方は是非いらしてください。

   米田智彦×カンボジアカレー屋店長・森山たつを「デジタルデトックスして世界に飛び出そう!行動することが未来をつくる! ノマドトーキョー×カンボジアサムライカレー

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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