6秒動画がCMを変える 稼げる「個人」に大企業も注目

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   コカ・コーラが、6秒動画アプリ「Vine」で多くのフォロワーを抱えるZach Kingさんを宣伝で起用した。Zachさんは6秒で完結する手品のように見せかけた作風の持ち主で、84万人強のフォロワーがいる。

   この起用は、コカ・コーラの新しい自動販売機を宣伝することが目的。同社のVineアカウントで毎週月曜日にZachさんが出演する動画が公開される。最新の動画では、iPadに表示したファンタのボタンを押すと、iPadからグラスにファンタが注がれるというもの。編集によって作られた動画だとは分かっているが、観れば楽しめる仕上がりだ。

「Vine」で稼ぐ個人のマネジメント会社も

Zachさん出演の宣伝動画
Zachさん出演の宣伝動画

   この動画は公開初日で2万弱のいいね、1万を超えるReVine(ツイッターのRTのようなもの)が付き、世界中に向けて拡散されている。コカ・コーラとZachさんのコラボレーションは2月いっぱい続く予定だ。

   Vineでは、Zachさんのように企業とのコラボレーションによって収入を得る「Vine芸人」が誕生している。Vine芸人のマネジメント会社「Grapestory」によると、同社が契約する20~30人のVineセレブたちはGEやVirgin Mobileなど大手企業に起用され、1つの動画につき1000~1万ドルの報酬を得ているという。

   YouTubeに動画を投稿するYouTuber人気にも感じることだが、個人のクリエイターの力がますます大きくなっている。(岡徳之)

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