プログラミングを勉強すると…
2つの提案があります。
ひとつは、あえてコミュニケーションを分断してみるということです。つまり、在宅だったり、海外とやりとりしたりという状況を擬似的につくってみるのです。
私は、昨年からベトナムに住んで、日本の仕事も受けておりますが、対面でミーティングなどをする機会は激減しました。
仕事のミスがないように、仕事に際するルールをお互いに取り決めてから取りかかるということが多くなりました。プロトコルというようなものでしょうか。
日本で仕事をすると意識することがないのですが、あえて場所を離れてみることで、こうした能力が鍛えられるとおもいます。
ふたつ目は、少しハードルが高いのですが、プログラミングをすこし勉強してみることです。プログラミングをするときに考える、処理フローは、まさに仕事の設計にほかなりません。関数やオブジェクトの設計は、
・だれに仕事をふるか
・どういう情報を与えてやってもらうか
・どういうことをやってもらうのか
・どういう情報をアウトプットとして返してもらうのか
ということを考えるということとほぼイコールです。
グローバルな仕事では、理系やプログラミングをしたことがあるひとが意外とスムーズに仕事を進められる、というのは、こういう背景があるのかもしれません。(大石哲之)