厚生労働省が2014年1月31日発表した2013年12月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.03ポイント上昇の1.03倍だった。2007年9月以来、6年3か月ぶりの高水準で、改善は3か月連続。輸出企業の業績回復や東日本大震災からの復興需要、消費増税前の駆け込み需要などを反映し、製造業や建設業などで求人が増えた。
新規求人倍率は、前月比0.08ポイント上昇の1.64倍と2か月ぶりに改善。雇用の先行指標となる新規求人数が2.8%増えたうえ、新規求職申込件数が2.3%減った。
都道府県別で最も有効求人倍率が高かったのは愛知県の1.49倍、最も低かったのは沖縄県の0.61倍だった。
また、同時に発表した2013年平均の有効求人倍率は、前年比0.13ポイント上昇の0.93倍だった。4年連続の改善。有効求人数は9.4%増、有効求職者数は5.9%減だった。