カンボジアで若者がゼロからカレー屋作り 「失敗を恐れない」起業研修プログラムとは

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若い参加者がのびのびと活動

   失敗しても、何とか自分で挽回することができたという体験があれば、これからも失敗をすることができます。失敗することに慣れていけば、自分でリスクを取って周りの人を巻き込むような提案ができるようになります。そうやって複数の人の力を動かせるようになれば、大きな挑戦をすることができるようになります。

   自分の力を肯定し、人を巻き込み、自分の力以上のことをできるようになると、人生がどんどん楽しくなります。私は、まさに今そんな状態で、飲食とか一切やったことないのに、なんか「店長」とかやってます。

   こんな風に考えて始めたこの研修プログラムですが、思った通り若い参加者がのびのびと活動をしているのを見ると楽しくなります。いま、この原稿を店の隅っこで書けているのも、彼らが勝手にやることを決めて街に繰り出しているからです。

   「ゆとり世代」と揶揄されている世代ではありますが、別に彼らがなにか悪いことをしたわけでもないし、劣っているわけでもありません。きちんと機会を与えれば、彼らは勝手に成長していきます。

   もうしばらく、カンボジアで、彼らの成長を見守っていきたいなと思っています。

   このカンボジアでカレー屋の起業体験をする研修プログラム「サムライカレープロジェクト」は、老若男女どなたでも参加可能です。一期4週間の研修で、大学の春休みや転職の際の休暇などにご参加頂けます(有料。2週間などの短期も対応します)。

   ご興味のある方は、「サムライカレープロジェクトって何だ?」のサイトをご覧頂けたらと思います。(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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