「ボトルキープの文化」を復活させたい
ウイスキーメーカーとして最も大切にしているのは「高品質」。お客様にウイスキーをおいしく飲んでいただくことです。
とはいえ、お客様にお酒を直接出すことは、われわれ自身にはできません。各店舗のオープニングスタッフには当社社員が出向いて研修を行うなど、お客様においしいと思ってもらえる品質を確保できるノウハウをお店に伝えていきます。
もうひとつ大事なのは、「低価格」と「明朗会計」という要素です。お客様がいくら支払わなければならないのか分かるシステムにすることが、若い人たちに安心してお酒を飲んでもらうためには欠かせません。
ウイスキーボトルバーには必ずメニューを置き、ボトルキープをしていただければ次回以降はセット料金で自分のボトルを好きなように楽しんでいただけます。
日本のウイスキーの評価が海外でも高まる中、ブレンデッドの「響」や、シングルモルトの「山崎」「白州」など多彩なウイスキーの世界を、より多くの人に楽しんでいただきたい。そしてボトルキープの格好良さを伝え、この文化をもう一度復活させていきたいと思います。
ウイスキー作りには、長い時間が掛かります。例えば「響12年」を今おいしく飲めるのは、12年以上前の決断と挑戦が生きているからといえます。ハイボールに続き、より多くのウイスキーファンを増やす為にもウイスキーボトルバーの全国展開に挑戦し続けます。