コストが抑えられれば低価格でサービスできる
ウイスキーを製造販売する会社としては、ウイスキーを召し上がるお客様とともに、お店を経営する方の視点も重要です。バブル全盛期から20年以上が経ち、ボトルキープを主とするお店の経営者の代替わりも出ています。サントリーとして「ウイスキーボトルバー」に参入していただきやすいオーナー様として、主に3つのパターンを想定しています。
1つめは「居酒屋」のような、いわゆる食業態のオーナー様です。食業態は単価が比較的低く、いかに集客数、オーダー数、回転率をあげるかが勝負ですが、ウイスキーボトルバーですとセット料金にて単価が確保できるので、このパッケージを提案すると、とても喜ばれることがあります。
元々、集客数を上げるためにどうすればいいかということを常に考えていらっしゃいますし、2軒目を開いて1軒目から少しでもお客様を送ることができれば、お客様を囲い込むことができます。ウイスキーボトルバーは食事を出すこともできるので、食業態のノウハウも活かせます。
2つめは「バー業界」の方。お酒の知識と高いスキルを持ち、マナーなどにも長けているオーナー様がスタッフに技術を伝授することで、「女性」という新しい集客のきっかけのあるお店ができます。
3つめは「クラブ、ラウンジ業界」の方。30代の若いママやホステスが独立し、これからの時代のお店のあり方を考えたときに、このようなコンセプトが合うようです。高品質、低価格、好環境を維持しながら、接客のプロのスキルを活かしてもらえます。
大がかりな厨房施設がいらないので初期コストが抑えられますし、スタッフの多くがアルバイトのため人件費を抑えられるので運営コストも比較的かかりません。結果的に、お客様に低価格でサービスを提供でき、数多く足を運んでもらい易くなります。
サントリーとしては、女性スタッフを募集するノウハウや、お酒の作り方・マナーを教育するノウハウなどを提供しながら、バックボーンの異なるオーナー様がこの業態に取り組んでもらうサポートをさせていただいています。