「現場」「実践」に向かうMBA
さらに、ケースメソッドの総本山と言われているハーバード大学のMBAでも、2011年からFIELDと呼ばれる実践型の授業がスタートしています。海外でクライアントに向けたプロジェクトを行ったり、クラスメイトともに小さなビジネスを立ち上げたりするというもので、「ケースメソッドを補うため」とうたっています。
最後に、かつてウォール・ストリート・ジャーナルがリクルーター・ランキング(企業の採用担当者による「この学校の卒業生は実戦で使えるから雇いたい」というランキング)を発表していたことがあります。ミシガン大学MBAは2006年にこのランキングで1位を獲得したことがあるくらい、早くから「現場」「実践」に向かってきた学校です。というわけで、ウチの学校卒の人を見かけたら、「あっ、期待していいかも」と思っていただければ幸いです。(室健)