「6人7国籍」の多様性が生んだ改革アイデア ミシガン大学流の「実践教育」とは(下)

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「現場」「実践」に向かうMBA

   さらに、ケースメソッドの総本山と言われているハーバード大学のMBAでも、2011年からFIELDと呼ばれる実践型の授業がスタートしています。海外でクライアントに向けたプロジェクトを行ったり、クラスメイトともに小さなビジネスを立ち上げたりするというもので、「ケースメソッドを補うため」とうたっています。

   最後に、かつてウォール・ストリート・ジャーナルがリクルーター・ランキング(企業の採用担当者による「この学校の卒業生は実戦で使えるから雇いたい」というランキング)を発表していたことがあります。ミシガン大学MBAは2006年にこのランキングで1位を獲得したことがあるくらい、早くから「現場」「実践」に向かってきた学校です。というわけで、ウチの学校卒の人を見かけたら、「あっ、期待していいかも」と思っていただければ幸いです。(室健)

室 健(むろ・たけし)
1978年生まれ。東京大学工学部建築学科卒、同大学院修了。2003年博報堂入社。プランナーとして自動車、電機、ヘルスケア業界のPR、マーケティング、ブランディングの戦略立案を行う。現在は「日本企業のグローバル・マーケティングの変革」「日本のクリエイティビティの世界展開」をテーマに米ミシガン大学MBAプログラムに社費留学中(2014年5月卒業予定)。主な実績としてカンヌ国際クリエイティビティ・フェスティバルPR部門シルバー、日本広告業協会懸賞論文入選など。
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