「私の仕事の強みはどこにあると思いますか?」
ちなみに若い頃、リクルート社時代に社内でトップセールスと呼ばれていた自分も成功パターンはわかっていませんでした。高い業績を上げていましたが、日々の仕事に忙殺されていました。ゆえに
「どうして、それだけ高い業績をあげているのか?」
と訊ねられたとき(当時)は、的を射た回答が出来なかった気がします。負けず嫌いで、営業として1番を取るゲームに熱中していただけだったからかもしれません。ただ、今さらながら分析してみると成功パターンは存在していました。かいつまんで紹介すると
・やり切りたい行動をルール化する
・ルールを周囲と共有して自分にプレッシャーをかける
など。こうした成功パターンを盲点の窓から解放の窓(自分も他人も知っている自分)に変えることができる人は、営業として継続的に成功しています。逆に盲点の窓のままだと、成功は一時的なもので終わる可能性が大。ちなみにトップ営業でなくても、それなりに成果を出している人であるなら成功パターンをもっているもの。ただし盲点の窓にいる自分かもしれません。盲点の窓を解放の窓に変えましょう。そのために大事なことは周囲から出来るだけアドバイスを受けこと。
「私の仕事の強みはどこにあると思いますか?」
と率直に訊ねてみてください。そして指摘された内容について素直に受け止めましょう。それができると自分への理解が深まります。また、
「挨拶が元気と言われたけど、それがどうして強みなのか?」
と指摘された自分を振り返る作業を面倒がらずに続けることも大切。どう考えてもわからない時はありのままを伝え、意見を求めることも有効です。(高城幸司)